オリーブ牛/和牛の魅力と価値を世界に向けて発信
和牛の中でも圧倒的に小規模なオリーブ牛は国内の市場だけでは不利な状況。「海外に販路を築くことはできないか?」との相談を受け、海外販路開拓、魅力・価値を訴求するための啓蒙・プロモーション活動を展開。徹底したのは、「現地視点」を踏まえた訴求と活動を展開すること。当時、WAGYUの意味すら実は正しく理解されておらず、「WAGYU=和牛」と変換できるのは日本人のみ、欧米等では、産地名?ブランド名?といった状況でした。American Wagyuといった海外産和牛も流通が始まっていたため、その誤解は加速されることが予測されたため、和牛の定義や価値を現地視点で伝え、啓蒙することが急務と考え、まずは肉消費大国である米国をターゲットに設定し、現地で認知度・信頼度ともに高かった食メディア「Eater」の肉専門家を起用し、WAGYUに対する誤解を解きつつ、その魅力を訴求するための映像を制作、世界に向けて発信を展開。映画フェスティバル等にも出品し、食のプロだけでなく、一般消費者への訴求も図りました。並行して、継続できる輸出販路の形成を目指し、非日系(アメリカ系)輸入業者・卸業者との商談を展開。日系商社の販路にのせれば話は早いのですが、オリーブ牛の規模ですと、和牛を多く扱う日系商社のルートでは価格競争に巻き込まれて短期的な取引で終わってしまうことが懸念されたため、敢えて困難な道を選びました。粘りづよく渡米・交渉を続けた結果、3年後に信頼できる米系商社との取引が決定。その後長年にわたり輸出されています。プロモーションの効果もあり、「オリーブ牛=希少価値の高く、脂身がライトなため欧米人にとっても食べやすい和牛」として認知され、トップシェフ等に使っていただいています。